3級アマチュア無線技士国家試験を受験しました!

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先月、3級アマチュア無線技士の資格を取りました。

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養成課程と国家試験

アマチュア無線技士の資格を取るには(4~2級の場合)養成課程と国家試験の2ルートがあります。国家試験はいわずもがな、国家試験を受験して合格すれば資格が与えられます。養成課程は講義を受け、修了試験に合格することで資格が与えられます。私の場合、養成課程の料金が高かったので国家試験を受験しましたが、養成課程は修了試験代も含まれているので確実に合格したいという方、文系でまったく無線工学がわからない!という方には打って付けだと思います。

国家試験は簡単と聞くが・・・

国家試験を受験するに当たり、事前に情報をいろいろと調べてみました。すると国家試験は簡単、小学生でも合格できる、ほぼ全て過去問から出題されるという3特徴が強調されていましたが、はっきり言って”そんなにあまくない”のが現状です。国家試験はまともに受験しようとすると技術系の国家試験としては通常のレベルの難易度であると感じました。確かに難しくはありませんが、簡単というのは言い過ぎです。小学生でも合格できるというのは確かなのでしょうが、これはほぼ全て過去問から出題されるため、答えを暗記していたか、よほど理工学に興味があり勉強したかでしょう。国家試験には無線工学・法規の2科目がありますが、法規は参考書や過去問を2,3度解けばすぐに覚えられるくらい当たり前な内容です。しかし無線工学は高校~大学入門程度の内容が問われると思います。オームの法則という中学生レベルの問題から、ダイオード、トランジスタ、IC等の知識まで広く問われます。

 

1級から4級まである

アマチュア無線技士には最上級の1級から最下級の4級が現在ではあります。1級2級を上級、3級4級を初級といって分ける場合が多いようです。1級と2級の違いはここで解説するよりも他サイトを見ていただいた方が良いと思いますので割愛して、3級と4級の違いを説明します。3級は過去に電信級と呼ばれていたように、電信(モールス符号による通信)ができます。また50Wまでの無線機を取り扱うことが出来ます。4級は電信をすることができず、電話だけに限られます。出力も20Wに制限されます。ただ単にトランシーバを使って電話がしたいという方は4級で十分に通信することが出来ます。なお、メーカー品ではハンディ機と呼ばれる手に持って通信できるタイプのトランシーバは5Wの物がほとんどで、たまにそれ以下のものもあります。そのため、ハンディ機で通信するのであれば4級であまりあります。モービル機と呼ばれる車に搭載するタイプ(自宅等で直流電源で動作させることも出来ます)では20W程度が多く、50Wのものもあります。この場合でも電信をしないのであれば4級で困ることはないでしょう。

なぜ3級を受験したか

私は冒頭で述べたとおり3級を受験しました。なぜか。理系大学生だからです。特に深い理由はありませんが、なんとなく理系大学生なんだから4級で満足せずに3級ぐらいはとっておこうと思ったわけです。それだけでなく、国家試験はモールス符号に関する内容が法規で2問増えるだけで、受験料もそう多く変わるわけではありません。それで電信と50Wまでの特典がつくならボーナスステージをやらないともったいないじゃないですか(笑)

晴海の無線協会で当日受験してきた

東京都晴海の日本無線協会で当日受付、当日合否発表の毎月実施している国家試験を受験してきました。いろいろ考えて早めに行くことにし、割と早めに到着しました。しかし、それでもすでに30名ほどの方が受験手続きを終えていたので思っていたより人気があるのかなといった印象です。受験者を見れば4割が中高年以上の男性、3割が男子学生(高校生以上)、2割が女性、1割が小中学生といった感じです。試験室は飲食禁止で廊下にある長ベンチでとのことでした。近くにはローソンが2軒あります。無線協会のある雑居ビルの一階入り口にはJARL(日本アマチュア無線連盟)の勧誘員が2人いました。

合格発表

受験終了後、合格発表まで1時間ありました。近くにはあまり何もありませんでしたが、晴海トリトンスクエアに行けば暇つぶしはできるかなと思います。合格発表は受験室のとなりの廊下でありました。合格していました。合格後は免許申請をするわけですが・・・。

免許申請

私はあまり事前知識が無く、いわれるがまま受験後すぐに無線協会で免許申請手続きを代行していただきました。しかし、この代行というのが申請用紙代は取られるは、代行手数料はとられるはで、あまりいいことはなかったかなという印象です。代行というからには丸投げでいいのかなと思いましたが、代行しない場合と一緒でただ書類の漏れがないかチェックしてもらえて、郵便ポストに申請書類を出してもらえるというだけのことです。確実に免許申請をしたい方にはいいかもしれませんが、節約したい方はご自身で総務省総合通信局に免許申請されることをおすすめします。

合格通知・免許証到着

合格通知が来たのは受験後2日たった後でした。おそらく合格発表の次の日に作成・発送したのだと思います。免許証は12日後に到着しました。

局免許申請

せっかく免許(従事者)をとったのだから、通信せねばと思い、ID-31を購入し局免許の申請(開局申請)をしましたが、現在電子申請から10日経っていますが未だに「審査中」です。

 

局免許がとどいたら追記します。

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